「実用Git」読んだ

「実用Git」読んだ

実用Git

実用Git

Git の動作原理を、内部設計レベルから学ぶことができる本。

最初の 3 章はチュートリアル的な感じでスッと読める。

4 章で .git ディレクトリ内に隠されているオブジェクト (ブロブ、ツリー、コミット、タグ) とインデックス、 さらにそれらの SHA1 ハッシュによる管理について解説がなされ、 Git 内部のシンプルな仕組みを理解することができる。

4 章の内容が全ての基本で、ここを理解すれば、その後に続く章の内容も明快にわかるようになっている。 4 章を読むためだけでもこの本を買う価値はあると思う。

Git 内部の動作をブラックボックスとして見ているままだと、コミットグラフに手を加えたくなったとき、実際に何が起こるのか良くわからず、恐る恐る作業することになる。それは時間的にも Git 的にも効率が悪くなってしまうのでやっぱり良くない、内部の仕組みを理解して、 Git をもっと効率的に使えるようになりたい、と思って読んだので、良かった。